積立投資が失敗する理由3選!失敗しないためのコツ!

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NISAなど投資が身近になり、「積立投資がおすすめ!」と耳にすることも増えてきました。でも「損してしまうのではないか」「興味はあるけどちょっとこわい」など不安に思っている方に向けて、よくある失敗例を紹介します。

積立投資が失敗する理由3選

  1. 積立投資のメリットを把握していない
  2. 暴落時の含み損に耐えられず売却してしまう
  3. 投資商品が積立投資に向いていない

1.積立投資のメリットを把握していない

積立投資がどのような投資なのかをおさらいしましょう。積立投資は定期的に一定額を買い付けていき、20年30年と長期間運用してリターンを得る投資です。短期間での売買はしないで、積立ルールに従って淡々と買い付けていくのです。

投資で儲ける方法は

「安く買って高く売る」

それが常にできるんだったらみんな大金持ちですよね。どんなプロの投資家でも、これからの株価を正確に予測することはできません。

株価が下がってきて「今が買い時だ!」と買ったらそこからどんどん株価が下落していくなんてあるあるです。逆に「今が売り時だ!」と売ったらまだまだ株価が上昇していく、これもあるあるです。

株価は企業の業績だけでなく、政策や世界の環境など様々な要因で動きます。短期間の株価の予測は難しいです。

では長期間なら株価の予測が簡単なのかというと、個々の会社の株価は同様にして難しいです。ただ、株価の平均などをとった指数は長期間であれば上昇していく可能性が高いです。

有名な指数は日本なら「日経平均株価」「TOPIX」であったり、アメリカなら「NYダウ」「ナスダック」「S&P500」などがあります。ここで「日経平均株価」と「S&P500」の1981年~2024年における株価のグラフをみてみましょう。

日経平均株価は1990年あたりのバブル崩壊で下落し、2024年に39,894円とバブルの高値を更新しました。グラフの形だけみるとバブルの時にあがって、2024年にやっと元にもどっただけのように見えますが、長期積立投資をしていると平均の購入価格は以下のようになります。

10年20年30年40年
26,027円19,557円18,075円18,920円

いずれのケースも株価が安い時期にもきちんと購入することができているので、日経平均株価のこんなグラフでも長期間積立投資をすることで大きな利益がでていますね。

S&P500はほぼ右肩上がりのグラフになっています。アメリカ株が人気の理由はここにあるのかもしれませんね。また、ここ数年の上がり方はもうあがらないのではと思うほどの上昇ですが、ここでグラフを1981年~2000年の期間にしてみましょう。2000年時点のグラフもすでにすごく上昇しているように見えますね。2024年にはここから5倍近く上昇しました。

※1981年~2000年までのグラフ

2.暴落時の含み損に耐えられず売却してしまう

先ほどの例のように、日経平均株価やS&P500のような指数に長期積立投資をするとこれまでは勝てる確率が高いことを見てきました。

株価の短期間の上昇下落には見向きもせずコツコツと積立投資をしていけばよいのですが、実際に身銭を切って暴落し大きな含み損を抱えると「何とか今より改善できないか」と短期的な売買がしたくなります。このことがわかっていても「今回の暴落はもう二度と株価が戻らないのではないか」と不安になり売却してしまうのが失敗するパターンです。

また、投資に資金を入れすぎて、生活や突発的なイベントのためにお金が必要になったときに売却しないといけないという失敗パターンもあります。

これの解決策は「投資は余裕資金でやる」ということです。投資で利益がでるともっともっとと無理して投資をどんどんつぎ込みたくなります。暴落時精神的に耐えられるように、また急な出費にも対応できるようにある程度の資金(生活防衛資金)は現金で保有しておきましょう。

生活防衛資金は生活費の半年分くらいが目安です。人によって生活費が違いますが、100万円前後となる人が多そうです。

3.投資商品が積立投資に向いていない

積立投資に失敗するパターンとして商品が長期積立に向いていないケースもあります。

まずは手数料の合計(信託報酬も含めて)が安いことが大切です。年1%の差でも20年30年と長期積立投資なので、大きな差になります。銘柄選びに自信がない人は、手数料の合計が1%以上の商品は選ばないのが無難です。0.2%以下だと理想ですね。

また、アメリカの株価指数である「S&P500」に連動するような商品が人気です。同じ指数に連動する商品でも新興国(インドなど)の指数に連動する商品はコストが高く、先進国の指数に比べるとハイリスクハイリターンで長期積立には向かないことが多いです。

投資する商品はしっかり調べて、自分の投資の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

まとめ

投資は生活防衛資金(100万円前後)が準備できてからやる

短期間の株価の上下で売買しない。一定期間に一定金額ロボットのようにコツコツ長期間積み立てる

投資する商品は手数料の低い商品がおすすめ。自分の投資目的に合うかきちんと調べて選ぼう。長期積立には先進国(アメリカなど)の指数に連動する商品が人気。

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